こんにちは。事務関係の書類を見ると著しく識字率が下がる私です。
学振(特別研究員奨励費)の申請書の書き方のエントリってたくさんありますが、採用後に関するエントリってなかなか探しにくいなと思う今日このごろです。
まとめたいと思っていたことがこれまでにも色々ありますが、今回は、今年度の研究費に端数が出たらどうするのかについて、学振にお電話して確認したので、メモ書きします。
※特別研究員奨励費は「補助金枠」なので、年度ごとに研究費が支給されます。次年度に繰越をするには別途申請が必要。
※私は今年、繰越をする予定はない。
研究者(個人)は実績報告書の提出のみでOK
そもそも端数が出た時に、研究者がなにか書類を作る必要があるのかよくわからなかったので、尋ねました。
その結果、流れとしては、
- 電子申請システムに翌年5月までに、研究者個人が実績報告書を提出する。
- そこに記載された残金をもとに、学振側が「返還命令」を発行する。その命令に応じた額を機関が返還する。
- しかし、その「返還命令」の発行や実際の返還は機関間で行われるので、研究者個人はなにかする必要はない。
ということでした。
事務に感謝し、実績報告書づくりをがんばろう。
文房具で端数を消化することの是非は説明責任次第
↓のようなサイトを見つけて、えークリップ1個買うだけってもしかしてアウトなの?と不安に思っていました。
で、文房具などで端数をなるべく消化することって問題ありますか?と尋ねたら、「それが研究遂行に関係あるかどうかの説明責任によるので、著しく研究と関係のない場合以外であれば、特段こちらからなにか言うことはない」という旨の返事をもらいました。
★追記★
研究領域や機関ごとの研究費の管理の厳格さにもよると思いますが、常識の範囲内かつ研究に必要なものであるならば、端数を使い切るように文房具等を購入することは問題なさそうです。うれしい。
…と思っていたのですが、上述したサイトにあるように、クリップ1個などを「本研究のため」に使うという必然性や、それが気づいたら無くならずにきちんと使い続けているという証明も難しいこと、外部資金なので大学の監査が厳しくなっているとのことから、
方法としてないことはないものの、推奨できないということを事務の方から教えていただきました。
それは確かに…。
↓と重なりますが、弊学では「立て替え払い」で私費による補填はOKらしいので、使い切りたい場合は立て替え払いが良さそうです。(ただし3月上旬が立て替え払いの手続き締め切りだったりするので、いつまでに購入したらよいかも確認する必要がありそうです。)
★追記終わり★
私費で補填して端数を使い切ることの是非は大学の方針次第
せっかくもらえた研究費は全額使い切りたい…。
私費で補填して、端数がないように研究費を使いきることが許されるのか?を尋ねてみました。
すると、学振的には、説明責任がつくような物品の購入であれば問題ないが、私費との組み合わせは大学ごとに方針が違う可能性があるので、大学事務に確認をしてほしい、とのことでした。
なるほどたしかに。事務にお尋ねするようにしたいと思います。
あくまで電話で聞いた内容なので、いずれも事務の方に確認をすることは必須だと思いますが、メモ書きとして。。